今朝、羽鳥慎一のモーニングショーで、オスプレイが
横田基地に配備される危険性をていねいに解き明かし、
議論していた。
大変良い企画だった。
米軍は日本を一日で制圧できるとか、占領がずっと
続いているままだとか、玉川氏が言っていた。
その通りである。
オスプレイが横田に配備され、いよいよ沖縄の現実が
本土にも目に見えるかたちになると、当事者意識が
芽生えたらしい。
わしはこの現実を、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落
した2004年8月、いまから14年前から訴えていた。
米軍ヘリ墜落で、沖縄県民が沸騰していたとき、
小泉純一郎が沖縄県知事に会おうともしないのを見て、
これじゃ沖縄と本土が分断されると危機を感じていた。
そのとき、フジテレビの朝の番組から出演依頼があり、
この問題を話させるなら出ると確約を取り、出演して、
力いっぱいしゃべった。
「もし国会議事堂に米軍ヘリが落ちたらどうするんだ?
米軍によって国会議員の立ち入りも封鎖されるんだぞ!」
ということも訴えた。
その後、『ゴーマニズム宣言』でも描いている。
だが、右派から左派まで、日本の「主権」が奪われて
いるという事実に、誰も怒らなかった。
あれから14年が経ち、横田にオスプレイが来るとなって、
やっと、わしと同じ主張をテレビでするようになった。
ところがまだ欺瞞的なのは、コメンテーターの玉川も
青木も、せいぜい地位協定の改定の必要性までしか
言わない。
それじゃ現在の属国化を防ぐことにはならない。
今の憲法のままでは、権力(自衛権)を国民が縛ること
は出来ないのだ。
主権を奪われている事実をようやく認めても、現憲法は
一字一句変えさせないというのでは、まだ欺瞞的だ。
多分、あと14年経ったら、またわしと同じことを言い
だすのだろう。
立憲主義で権力を縛るべき、自衛権をコントロールする
しかないと。
常に遅い!